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スマホで書類をスキャンする方法

書類を「スキャンして返してください」と言われたのに、手元にあるのはスマホだけでスキャナーはありません。ページを撮った写真とそのページのスキャンとの隔たりは見た目より小さく、しかも話の中心は傾きではありません。実際に両者を分けているものと、その一つひとつをどうするかを書きます。

書類スキャナーを開く 紙を撮ってください。スキャンしたように見えるものが返ります。

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短い答え

紙とは違う色のものの上に紙を置き、その真上に立ち、画面を埋めて、写真を1枚撮ってください。そのあと書類スキャナーを開き、見つかった四隅を確かめ、「色つき、むらを取る」か「白黒」を選び、PDFを保存します。

仕事はそれだけです。残りは、その一つひとつの手順が何を直しているのかの説明です。どの部分が何をしているのかが分かってはじめて、いま送ろうとしているものが受け取ってもらえるかどうかを3秒で見分けられるようになるからです。

写真とスキャンを実際に分けているもの

3つあり、重さは同じではありません。

写真を撮る

5つを、効き目の大きい順に並べるとこうなります。

まっすぐにします。傾きより形のほうが効いてくる理由

傾きを戻すのは、よく理解された計算です。どこから見た長方形でも、四隅が決まればそれを戻す変換が決まりますし、それをすべての画素に当てれば平らなページになります。ページをまっすぐにすると言うどの道具も、それをしています。

静かに狂うのは、その平らなページがどれだけの大きさであるべきかのほうです。いかにもな方法は四角形の辺を測ってその比を使うことですが、斜めから撮った写真は遠い側の辺が縮んで見えるので、A4は目に見えて寸詰まりになります。ウェブのスキャナーの多くがそれを返します。それでもスキャンには見えます。ただその上のどの行も高さが違っていて、画面にはそれを教えるものが何もありません。

よい答えは、情報が遠近そのものに入っているというものです。カメラがふつうのカメラでありさえすれば、長方形を撮った写真から、その長方形の本当の比率とカメラの焦点距離の両方を復元できます。ここの書類スキャナーがそれをして、そのあとページがどんな形になったのか、それが標準の判型かどうかを書きます。ですから「1:1.41、A4またはA5の形」と出たページは、もう気にしなくていいページです。

机の上の紙を斜めから撮った写真。四隅に検出された四角形が重ねて描かれ、調整用のハンドルがついています。
検出された四隅と、間違って検出されたときに引っぱって直した跡です。ここを合わせることが、写真をスキャンに変えます。

明るさは、伸ばすのではなく割る

明るさにむらのあるページのコントラストを上げると、明るい側は白く、暗い側は黒くなり、暗い側に書かれたものはそれと一緒に消えます。問題はコントラストが足りないことではありませんでした。紙の明るさが隅と隅とで違うということであり、だからページ全体に正しい調整というものが存在しないのです。

うまくいくのは、場所ごとに紙がどれだけ明るいかを見積もり、それで割ることです。紙はページのどの小さな一片でも明るいほうの多数派なので、細かい升目で明るさを測り、升目ごとに高いほうの値を取れば光の形が出ます。文字はそれを動かすには暗すぎ、まばらすぎるからです。それで割れば残るのはインクで、明るさはそろい、影も周辺の落ち込みもありません。

「色つき、むらを取る」と「グレースケール」がしているのがこれです。色が書類の一部であるときは色を選んでください。印影、青インクの署名、蛍光ペンで引いた行、あとから原本だったのかと問われうるものなどです。

整えるカード。平らに直されたページ、モードの選択、強さのつまみ。
光を引き伸ばすのではなく割って落とす。モードは軽く持ち上げるものから完全な白黒までで、どれをいつ使うかは下の節にあります。

白黒と、ファイルが急に小さくなる理由

写真として保存したページは、1つあたり1600万色を取りうる数百万の画素で、コーデックは文字だけのページにはない微妙な階調に力を使います。白黒として保存したページは1画素1ビット、つまりインクか紙かのどちらかで、それがどれだけ繰り返しの多いものかに応じてきっちり圧縮されます。

差は小さくありません。同じページで18倍ほどになります。写真としてなら15メガバイトに届く20ページの契約書が、1ビットのページなら1メガバイト未満に収まります。メールで送れる書類と送れない書類の差がそこですし、オフィスのスキャナーがどれもこれを初期値にしている理由でもあります。

引き換えに中間調がないので、ページに載った写真は点の散らかりになります。印刷や手書きのページに使ってください。書類の多くはそれです。画像の載ったものにはグレースケールを使ってください。

ひとつ知っておく価値のあることがあります。よい道具が成功し、悪い道具が隅の黒いページを返す理由の説明になるからです。インクか紙かの判断はその場ごとに下さなければなりません。影の中の紙が光の中のインクより暗いとき、ページ全体でひとつのしきい値は通用しませんし、撮ったページではそれがとてもよく起こります。各画素をその画素自身の小さな近傍の平均に照らして決めることが、影の中の文字を読めるまま保ちます。

複数のページを1つの書類に

ページを順に撮り、まとめて足せば、足した順に1つのPDFのページになります。気をつけることが2つあります。

送る前に

なぜそのどれにもアップロードが要らないのか

上のどの手順も、手元の端末がすでにデコードした画像に対する計算です。四隅、変換ひとつ、割り算ひとつ、しきい値ひとつ、そして1バイトずつ書かれる容器です。サーバーにできてブラウザにできないことは何もありませんし、そのためにモデルをダウンロードする必要もありません。

これらのファイルが何であるかを思えば、そこで一度立ち止まる価値があります。人はやみくもに紙を撮ったりしません。パスポート、給与明細、賃貸契約書、診療の書類、契約書を撮ります。氏名と住所と口座番号の載った書類で、しかも役所や会社に求められたからこそスキャンされています。四隅をまっすぐにしてもらうためにそれをどこかのサイトへ上げるというのは、書類まるごとを見知らぬ相手に手渡すということです。その道具が本当にファイルを必要としているのかを見分ける方法に、ファイルを見なければならない道具と、ただ見ているだけの道具を分ける4つの確認があります。