# PDFの黒塗り｜文字が消えます、上に箱を置くのではなく

文字はファイルから消され、そのあとファイルを検索して確かめます。

> PDFの文字の上に黒い四角を描くのではなく、文字そのものを取り除きます。文字はページを描く命令から消され、できあがったファイルをもう一度開いて検索し、本当に消えたことを確かめます。何もアップロードしません。

これはhttps://abox.tools/ja/redact-pdf/にあるブラウザー用の対話型ツールです。ファイルはそのブラウザーを実行する端末上で処理します。意図した共有や任意の通信機能はページ内で説明します。以下は文章による説明です。利用するにはアドレスを開いてください。

## 書類は**ブラウザー内で処理**されます。処理のためのアップロードはありません。

選んだ書類を開き、読み、書き換え、書き戻す処理は、すべてこの端末のメモリの中で、このアドレスから配信されたコードが行います。ここにはアップロードを行えるものがそもそもなく、このページの向こう側にはそれを受け取るサーバーもありません。ファイルも、検索した語も、このタブから出ていきません。

- ✗ アップロードなし
- ✗ アカウント不要
- ✓ オフラインで動く
- ✓ オープンソース
- ✓ ファイルは端末に残る

## 語が本当に消えるようにPDFを黒塗りする方法

1. **PDFを選びます。** 一度に1つの書類だけで、それは意図的です。黒塗りはページごとに目で見るべき仕事ですし、あるファイルで語を選ばせておいて黙って別のファイルに適用する道具こそ、間違ったものが送られる道筋そのものです。ファイルはブラウザがディスクから直接読みます。
2. **何を消すか伝えます。** 語を入力してください。氏名でも、住所でも、事件番号でもかまいません。すると出てくる場所がすべて、その語のある行とチェック欄とともに並びます。欄の隣の検出器はメールアドレス、カード番号、IBAN、マイナンバーや社会保障番号、電話番号を探します。それらは提示されるだけで、勝手に選ばれることはありません。パターンには電話番号と事件番号の区別がつかないからです。
3. **ページを読み、そこから語を拾います。** この欄は書類の文字を、実際に保存されているとおりに、読み手がコピーするであろう順で表示します。どの語もクリックすれば取り除かれ、もう一度クリックすれば残ります。取り消し線の引かれたものが消えるものです。ですからこれは選択であると同時に確認でもあり、ボタンを押す前にどのページでもやっておく価値があります。
4. **取り除き、確認したと書かれた行を読みます。** 文字が消され、空いた幅は開けたまま保たれ、頼めばその上に黒い箱が描かれ、同じ語がしおり・注釈・フォーム欄・書類のプロパティからも取り除かれます。そのあと、できあがったファイルがここでもう一度開かれ、検索されます。取り除いた語がまだ見つかるなら、ダウンロードは渡されず、そう書いたメッセージが出ます。

## 詳しい解説

[文字が本当に消えるようにPDFを黒塗りする方法](https://abox.tools/ja/guides/redact-a-pdf/): PDFリーダーで描いた黒い箱は、たいていその下に語を残しますし、コピーして貼ればそのまま戻ってきます。本当の黒塗りが取り除くもの、語がページの外で隠れている4か所、そして送る前にファイルを確かめる方法。

## 箱の中のほかのツール

- [PDFをCSVに](https://abox.tools/ja/pdf-to-csv/): 検出したPDFのテキスト表を表計算ソフトで開ける行に変換します。
- [領収書・請求書読み取りツール](https://abox.tools/ja/receipt-invoice-extractor/): 写真を読み取り、項目と切り抜きを確認して、メールアプリ用の圧縮添付画像と合計を準備します。
- [画像→PDF変換ツール](https://abox.tools/ja/images-to-pdf/): 手元の画像を、1つの書類にまとめます。
- [書類スキャナー](https://abox.tools/ja/document-scanner/): 紙を撮ってください。スキャンしたように見えるものが返ります。

## よくある質問

### PDFリーダーで黒い箱を描くのと何が違うのですか。

リーダーで描いた四角は注釈です。位置を持つオブジェクトで、ページの隣に保存されます。その下の文字は手つかずのままです。その範囲を選んでコピーを押した人も、別のプログラムでファイルを開いた人も、どんなテキスト抽出器を通した人も、語を取り戻せます。リーダーによっては削除を本当に適用する「redact」の命令を備えていますし、描く機能しか持たないものもいくつもあります。この道具にはどけるべき四角がそもそもありません。文字はページを描く命令から切り取られますし、黒い箱は、有効のままにしておけば、すでに空になっている場所へあとから描かれます。

### 語が本当に消えたと、どうすれば分かりますか。

この道具が端末上で確かめ、件数を見せるからです。ファイルを書き終えると、このページの同じ読み手がそれをもう一度開き、すべてのページを読み、しおりも注釈もフォーム欄もプロパティも集め、取り除いた語をひとつずつ検索します。結果の行が、いくつあっていくつ残ったかを書きます。答えがあるべきものでなければ実行は失敗し、ダウンロードは渡されません。あとから自分で確かめることもできます。どのリーダーでもCtrl+Fを押してその語を探してみてください。

### 語を取り除くとページの残りはずれますか。

いいえ。文字はペンをページ上で進めながら描かれるので、5文字消せばふつうは行の残りが5文字ぶん左へ寄ってしまいます。取り除いた分の正確な幅をフォント自身の字幅から測り、字送りの命令として戻すのですが、それは何も描かずにペンだけを動かします。表の列はそろったままで、合計は見出しの下にとどまります。

### スキャンした書類を黒塗りできますか。

画像はできませんし、できるふりをせずそう書きます。スキャンはページを撮った写真で、語は画素であり、取り除くべき文字がありません。ただしスキャンには、ページを検索できるようにスキャナーのOCRが画像の上に書いた見えない文字の層が載っていることがよくあります。この道具はその層を見つけ、選んだものをそこから取り除き、画像は変わっていないとページに書きます。ですから検索とコピーはその語を見つけなくなり、ページを見ている人はまだ読めます。画像のほうは、[画像の黒塗り](https://abox.tools/ja/redact-image/)が画素そのものを上書きします。

### ページの上にない部分はどうなりますか。

そちらも扱います。黒塗りがこぼれるのはたいていそこだからです。同じ語を、しおり・注釈・付箋から、フォーム欄に入力された内容から、スクリーンリーダーに渡される文字から、そして読み手がページの文字の*代わりに*コピーする置換文字からも取り除きます。最後のものは合字や行末でハイフンで割れた語がきちんとコピーされるためにあり、一文まるごと入ることもあります。書類のプロパティとXMPパケットは丸ごと削除します。添付ファイルと、ファイルを開いたときに動くものは捨てます。どちらも、取り除こうとしている語を検索できる対象ではないからです。

### 書類はどこかへアップロードされますか。

いいえ。ファイルの読み込み、書き換え、書き出しは、すべて手元のブラウザが手元のハードウェアで行います。この道具にはサーバー側というものがそもそもなく、ページの`Content-Security-Policy`には接続しうるアドレスがすべて書かれていますが、そのどれもこのサイトのものではありません。検索欄に入力したものはこのタブのメモリにある文字と突き合わせるだけで、それもどこへも行きません。

### ほかの道具のようにページの上に枠をドラッグできないのはなぜですか。

ページを描くには完全なPDFレンダラーが要るからです。フォント、グラデーション、透明度、描画モードまで備えたエンジンは1メガバイト以上あり、取ってきて動かすことになりますが、このサイトはそういうものを一切配りません。そしてそれはこの仕事にかえって合っています。四角をドラッグするのは*紙のある範囲*を選ぶことで、紙の範囲はその下の文字と同じものではありません。黒い箱の取り違えはまさにそこから始まります。代わりに得られるのは、書類の文字を読み順に並べ、どの語もクリックできるようにした画面です。しかもそれは、ページの画像には言えないことを言える唯一の表示でもあります。目の前の語がそもそも文字なのかどうか、ということです。

### できあがったファイルはどこでも開けますか。

はい。出力はPDF 1.5、あるいは渡されたファイルが必要とした最も高い版で書かれ、1.5は2003年以降に出たすべてのリーダーが理解します。ページのものは何も再エンコードされません。フォントも画像もベクター描画もバイト単位でそのまま通るので、残った文字は以前とまったく同じように選択でき、検索できます。

### パスワードの掛かったPDFを開けますか。

いいえ、そしてそれは意図的です。暗号化された書類は、そう書いたメッセージとともに断ります。パスワードが空のときもです。多くのスキャナーや複合機がそのように保存します。ファイルの保護を外すのは、ファイルから語を取り除くのとは別の仕事で、それを黙って行う道具は、頼まれてもいないことをしていることになります。

### 大きさの制限はありますか。費用はかかりますか。

道具の中に書かれた制限はありません。制限は手元の端末です。作業中は書類をメモリに置くので、ノートパソコンなら数百メガバイトまでは文句を言わず、その上のどこかから苦しくなります。無料で、アカウントもログインも試用期間もありません。このサイトは広告で運営されていて、広告側にはあなたの書類について何も渡されません。

### オフラインで動きますか。

はい。ページを一度読み込んだあと、回線を切っても動き続けます。何もアップロードされていないことを示すいちばん簡単な方法でもあります。書類をどこかへ送って黒塗りさせる道具なら、線を抜いた瞬間に止まるからです。

## この主張を確かめる方法

- **黒い四角は黒塗りではありませんし、ここでは何の上にもそれを描きません。** ページを黒塗りしますと言ってくるほとんどのプログラムで、PDFリーダーでもワープロでもデザインソフトでも、その四角は文字の中ではなく文字の隣に保存されたオブジェクトです。文字は同じファイルの同じ場所にそのまま残っていて、その範囲を選んでコピーを押せば戻ってきます。その取り違えが、裁判資料や情報機関の報告書を、そして2025年12月には米国司法省文書の大量公開で黒く塗られた氏名を世に出しました。数時間で読めてしまいました。この道具は、ページを描く命令から文字を消します。下に何かがある四角はここになく、下には何もありません。
- **できあがったファイルは、渡す前にここでもう一度開かれ、検索されます。** それが済むまで、上に書いたことはすべてこの道具の自己採点にすぎません。ですからこれからあなたのダウンロードになるバイト列を、見知らぬ相手が送ってきたかのように同じ読み手へ返し、すべてのページを読み直し、しおりも注釈もフォーム欄も書類のプロパティもすべて集め、取り除いた語を検索します。件数は結果に出ます。何かが残っていれば、その実行は失敗として報告され、ダウンロードはありません。
- **語はタブから出ていきませんし、検索も出ていきません。** Content-Security-Policyには、このページが接続しうるアドレスがすべて書かれていて、そのどれもこのサイトのものではありません。この道具はその一覧に何も足しません。独自のネットワーク機能を、任意のものさえ持っていないからです。検索欄に入力したものは、このタブのメモリにある文字と突き合わせる文字列で、そのどちらにも行き先はありません。
- **黒塗りは、アップロードにいちばん耐えない仕事です。** 人が黒塗りするものこそ、それをアップロードしてはいけない理由です。証人の陳述書、診断書、大家に渡す銀行の明細、ある取引先の名前が入ったまま別の取引先へ行く契約書。私的な部分を取り除いてもらうためにそれを見知らぬ相手のサーバーへ渡すというのは、私的な部分がまず丸ごと届くということで、向こうに残るのもその版です。このページにもう半分はありません。
- **残るものはそのまま通されます。** ページで変わるバイトは、取り除いた文字が含まれていた文字描画の命令だけです。ほかのすべての命令も、ページが参照するすべてのフォント・画像・線も、入ってきたとおりに正確に写されます。描き直しも再エンコードも組み直しもありません。取り除いた分の幅は測って字送りの命令として戻すので、行の残りは書類が置いた場所にとどまります。
- **写真の中の語は取り除けませんし、それがどのページかを書きます。** スキャンされたページは画像です。その上の語は文字ではなく画素で、ここにあるどれもそれに触れられません。スキャンにスキャナーのOCRが作った見えない検索用の層が載っていれば、この道具はその層を取り除きます。検索とコピーが見つけていたのはまさにそれです。そして画像には語がまだ見えていることを、ページにはっきり書きます。その画像を覆うのは別の仕事で、画素そのものを上書きするのは[画像の黒塗り](https://abox.tools/ja/redact-image/)です。
- **書類は、自分がどこから来たかを言わなくなります。** プロパティとXMPパケットは実行のたびに消えます。producerの行も、作成日も、作成者も、題名も、レイアウトソフトが残す私的なブロックもありません。ページから氏名を取り除いたのに、プロパティにはまだ`Smith settlement draft 3.docx`と書かれているファイルは黒塗りされた書類ではありませんし、それはチェックボックス任せにする話ではありません。
- **暗号化されたファイルは、開かずに返します。** パスワードの掛かったPDFは断ります。スキャナーが空のパスワードで作る、技術的には開いてしまう種類のものも含めてです。書類の保護を外すのは、書類から語を取り除くのとは別の仕事で、それを黙って行うのは、あなたの代わりに動く道具として意外な振る舞いになります。
- **Googleが読み込むものと、渡されないもの。** 広告と計測のスクリプトはGoogleから来ます。どちらにも、あなたの書類については何も渡されません。ファイルも、ページも、名前も、大きさも、ページ数も、検索した語もです。PDFを読み、書き換え、書き出すすべての行はこのオリジンから配信され、リポジトリに載っています。
- **寄付ボタンが読み込むものと、渡されないもの。** 上部の「Buy me a coffee」ボタンはcdnjs.buymeacoffee.comのスクリプトが描き、文字はGoogle Fontsから読み込みます。それはリンクにすぎません。訪問を報告することもなく、あなたやあなたの書類について何かを受け取ることもありません。押さなければ何も起きませんし、押した先は他人のサイトです。
- **オフラインで動きます。** 回線を切っても、このページのすべてがそのまま動きます。いちばん簡単な証拠です。書類をどこかへ送って黒塗りさせる道具なら、止まるからです。

**自分で確かめてください。**以上のどれも、鵜呑みにする必要はありません。このページは、リポジトリにあるテンプレートと設定から、誰でも読んで実行できるビルドスクリプトが生成しています。その結果は`dist`ブランチに置いてあるので、配信されているものと、ソースをビルドした結果とを差分で比べられます。 https://github.com/A-Box-of-Tools/website

まず読むとよいのは、Content-Security-Policyについては`config/site.toml`、ページ上の各語をどう見つけて位置を決めるのかは`src/shared/pdf-text.js`、消す処理そのものは`src/edit.js`です。ページの命令から何を切り取り、行の残りがずれないように何を戻すのかがそこにあります。どれもネットワークに届きませんし、隣の読み手と書き手も同じです。
